言語行為と規範倫理

ウィトゲンシュタイン、ムーア、クワイン、ヘアー、ロールズ、ノジックなど、実証主義からポストモダンへ、論理学研究から言語行為論へ、メタ倫理学から規範倫理学へと変貌を遂げた英語圏の思想界を代表する論理学者・哲学者・倫理学者・社会哲学者の理論を批判的に検討しつつ、超越論的言語哲学の可能性を探り、言語行為とその規範を超越論的目的論の立場から考える。
目次
読書案内
フレーゲ・ラッセルからウィトゲンシュタインを経てクワインへと至る分析哲学の歴史を概観する入門書としては、
飯田隆:言語哲学大全
のシリーズが良い。2005年現在、このシリーズは、第4巻までしか出ていないが、そこまで読むだけで、十分勉強になる。
ウィトゲンシュタインが書いた本としては、
ウィトゲンシュタイン:論理哲学論考
ウィトゲンシュタイン:哲学探究
の二冊を読めば十分である。内在的な解説書としては、
野矢茂樹:論理哲学論考を読む
黒崎宏:哲学的探求読解
がおすすめである。ウィトゲンシュタインは、通常論理実証主義者として理解されているが、形而上学的問題に無関心であったわけではない。ハイデガー研究者による、ちょっとかわったウィトゲンシュタイン研究としては、
細川亮一:形而上学者ウィトゲンシュタイン―論理・独我論・倫理
がある。クワインの本としては、
W.V.O.クワイン:論理的観点から―論理と哲学をめぐる九章
W.V.O.クワイン:ことばと対象
の二冊だけ読めばよい。
本書のテーマである「規範倫理と言語行為」に関しては、少し古いが、
黒田亘:行為と規範
ロールズを含めた、現代倫理学を学ぶには、
が、入門書としてお薦めである
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