社会システム論の構図

社会秩序は、いかにして、万人の万人に対する戦いである無秩序から人々を救い出し、社会秩序を可能にするのか。この問題は、社会学の永遠の課題である。本書は、ニーチェ、マルクス、フロイト、ラカン、レヴィ=ストロース、フーコー、バタイユ、ブルデュ、クーンなど、ヘーゲル以降の現代思想の流れを踏まえつつ、社会秩序の問題を、社会システム論の立場から考察する。
目次
読書案内
ルーマンについては、前著ですでに文献の紹介を行ったので、ここでは、現代フランス思想関係の文献を紹介する。大学学部レベルの一般読者のための入門書としては、
がポピュラーである。大学院レベルの研究者には、現代フランス社会哲学の古典的名著として、以下の五冊をお薦めしたい。
Claude Levi-Strauss: Anthropologie structurale
Jacques Lacan: Ecrits
Michel Foucault: Surveiller et punir
Georges Bataille: L'Erotisme
Pierre Bourdieu: La Distinction
ドイツ語圏では、フロイトを読むことをお薦めしたい。フロイトはラカンよりもはるかにわかりやすいから、ラカンを読む前には、必ずフロイトを読んでおくべきだ。フロイトの全集18巻は、このペーパーバック版でなら、かなり安い値段で手に入る。
最後に、英語圏からは、本書でも取り上げた
Thomas S. Kuhn: The Structure of Scientific Revolutions
を挙げておこう。科学哲学の名著であるが、科学社会学の名著と評することもできる。
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